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ダルビッシュ 引退の可能性も [スポーツ]

ダルビッシュ 引退の可能性も


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http://xn--cafe-f63cqevk2fs1b.com/

右肘靭帯損傷により、事実上の靭帯移植トミー・ジョン手術を
決行することが決まったレンジャーズのダルビッシュ有選手

前出の記事でも触れたが、トミー・ジョン手術を受けたとなれば、
試合への復帰は早くとも1年後となる。


1年以上もの間ダルビッシュの活躍が見られないのは
ファンにとって残念で仕方のないことだ。

しかし、今後の進展によっては
そんな悠長なことすら言っていられなくなる可能性もある。


現実問題、肘は投手にとって生命線だ。

その大切な肘の靭帯を、ダルビッシュは17日に切除する。

今考えられる最悪のシナリオは、
ダルビッシュがこのまま球界を引退せざるを得なくなるというものだ。


この記事では、肘を故障したダルビッシュが
本当に引退してしまう可能性について言及する。

問題のトミー・ジョン手術が具体的にどんなものであるかについては
こちらの記事で詳しく述べた。
参考までに頭に入れておいてほしい。
ダルビッシュが受けるトミージョン手術とは?

~目次~
↑クリックでジャンプできます


もしダルビッシュの手術が失敗したら

17日の手術では、損傷が30%以上にも及ぶダルビッシュの右肘靭帯
一度完全に切除してしまう。

それから、無事な手首や膝などの腱を15cmほどひも状に削ぎ取り、
この腱で肘の関節を結び付けることになる。

このような状態だ。
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http://news-labo.net/

ダルビッシュ本人の体の一部を移植する為、
拒絶反応などの致命的な障害は起こりにくいとされている。

トミー・ジョン手術の失敗例のほとんどは、
処置段階ではなく、術後のリハビリ段階に原因がある。


比較的最近の例で言えば、ボストン・レッドソックスの
ジョン・ファレル監督が挙げられる。

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http://headlines.yahoo.co.jp/

ファレル監督は1990年にダルビッシュと同じく右肘を傷め、
トミー・ジョン手術を受けたが、その後2年間の試合を全て欠場した。

1993年にようやく復帰が叶ったが、
肘の状態は元通りには完治せず、引退を余儀なくされた。


わずかではあるが、ダルビッシュもファレル監督と
同じ道を辿る可能性が存在することになる。

ダルビッシュとレンジャーズが手術を決意するのに
かなりの時間を要した本当の理由は、ここにある。



トミージョン手術の成功率

では、数字上、トミー・ジョン手術の成功率はどうなっているのだろうか。

この手術法が提唱された1974年当時、
その成功率はなんと1%未満と言われていた。

しかし、先ほども述べたとおり、トミー・ジョン手術の失敗は
ほとんどがリハビリのやり方が原因である。

2015年においては、医療技術の進歩はもちろんだが、
効果的なリハビリの知識というものも
30年前とは比べ物にならないほど洗練されている。

これにより、トミー・ジョン手術の成功率は
実に90%にまで上がったという。


とはいえ、命に直結しない手術としては、
成功率90%は決して高い数字ではない。

「90%」という数字は、逆から見れば、
10人に1人の選手が投手としての人生に
別れを告げなければならないということなのだ。


また、手術が無事成功し、リハビリも順調に終えたとしても、
右肘に埋め込まれた新しい靭帯は
これまで使われていたものとは別のものとなる。

手術後、一時的に最高球速が伸びるというのはよくあることだが、
損傷が再発したり、調子を取り戻すことが出来なければ、
やはり引退の可能性をゼロと見なす訳には行かない

この記事に関連して、バタフライ・ジャーナルは
これから行われる予定のダルビッシュのリハビリをシミュレートした。

今後の報道を見守る上で、ダルビッシュの肘が
どこまで回復しているのか予測するのに役立つだろう。
ダルビッシュ”怪我”今後のリハビリも試練か


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