ソーラー発電 北朝鮮 ミサイル発射の理由(2015年)
SSブログ

北朝鮮 ミサイル発射の理由(2015年) [ニュース]

北朝鮮 ミサイル発射の理由(2015年)


2015年3月2日、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。

3月2日に始まったアメリカ軍と韓国軍の合同演習への牽制と見られるが、
ではそもそも、北朝鮮はなぜ、米韓合同軍事演習に反発しているのか。


専門紙を購読している人にとっては初歩的な疑問かもしれないが、
この記事では、北朝鮮の情勢に詳しくない人に向けて
北朝鮮のミサイル発射が意味する所を具体的に解説していく。


~目次~
↑クリックでジャンプできます

i320.jpg
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/


北朝鮮が米韓合同軍事演習に反発する理由


2日に始まった米韓合同軍事演習は毎年行われている恒例行事だが、
今回は韓国軍20万人とアメリカ軍1万2000人という
過去最大の規模で企画された。

前回の演習では韓国軍5万人、
アメリカ軍3万人が動員されたに過ぎないことを見ても、
今回の規模は異例と言える。


この演習の目的は、まさに北朝鮮との戦争を想定した連携の調整だ。

北朝鮮が軍事的挑発を続けて来た場合や
核ミサイル発射の兆候が見付かった場合など、
様々な状況設定に基づいて対応する術を確認している。


当然ながら、軍事演習はできるだけ実戦的でなければならない。

従って、この演習では北朝鮮本土への上陸作戦を含む
直接的な戦闘訓練を兼ねている。


北朝鮮の立場から見れば、米韓合同軍事演習は
自分達に対する攻撃の準備に見えなくもない。

また、米韓が演習を重ねることで、
北朝鮮がいざという時の為に準備して来た切り札も
効果を充分に発揮しなくなってしまう。


これこそが、北朝鮮が米韓合同軍事演習に反発する理由の根幹と言える。


事実、北朝鮮はこれまでも韓国政府に向けて
演習を中止するよう繰り返し求めており、
要求に従わない場合は予告なく攻撃を仕掛けることを示唆している。



日本への影響

では、北朝鮮の軍事行動は日本にどのような影響を与えるのだろうか。

これについては別の記事で詳しくお話しするが、
2015年3月の時点で言えることは、
今回のミサイル発射は主に韓国に対する警告であり、
日本に向けられたものではないということだ。


それを裏付ける根拠はいくつかある。

1つ目は、今回使用されたミサイルが、短距離弾道ミサイルであること。

発射された「スカッドC」の射程はおよそ495kmであるのに対し、
北朝鮮から東京までの距離は実に1100kmを超える。

これは、北朝鮮が韓国本土にいつでもミサイルを発射できる
ことを意思表示していると考えていい。


2つ目は、今回ミサイルが落ちた地点が
日本から遠く離れた北朝鮮沖の海上だったということ。

アメリカの友好国である日本も北朝鮮とは敵対的な関係にあるが、
北朝鮮もなるべくなら多くの国を戦争に引き入れたくはない。

ミサイルを北朝鮮側の海に落としたことには、
「間違っても日本を狙ったつもりはありません」
というメッセージが暗に込められている。


とはいえ、今回の米韓合同軍事演習が
今までにない規模のものである所を見るに、
北朝鮮も今まで以上に敏感になっている可能性が高い。

長年世界の関心を引くことに力を注いで来た北朝鮮だが、
隣国だけに、安易な姿勢で傍観することはあまり望ましくない。


人気記事一覧へ飛ぶ


スポンサーリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。